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2025/06/17

今の家を手放す前に知っておきたい、住み替えのリアル④

こんにちは!千織不動産の加納千織です。
 

前回のお話はこちら


ついに、好条件の購入希望者が現れ、売買契約を締結しました。
買主側で確定測量が行われることになり、ドキドキしながら結果を待っていると、
土地面積が202㎡超あったとの報告。
まずはほっと一安心。
 
その後、市区町村の道路課と協議を行い、セットバックのポイントが決定しました。
最終的な測量の結果、ギリギリではありましたが、200㎡を少し上回ることが確定。
これにより、売買契約で交わした売却価格そのままで決済へと進めることができました。
 


この確定測量とセットバック確定までの手続きには、約1ヶ月半かかりました。
不動産売却では、こうした手続きが発生することもあります。
土地や建物の売却を考えている方は、こうした流れを知っておくと、スムーズに進められますね。

売主様には、予定通りの決済日で取引を進められることをお伝えしました。
 


次のステップは、建物内に残っている荷物の撤去です。
今回の売主様はすでにお引越しを済まされていましたが、
不動産売却では決済・引渡しまでに建物の荷物をすべて撤去するのが一般的です。
場合によっては、荷物を残したままの売却もありますが、
その場合は売却価格に影響することが多いです。

特に、50代・60代の方が親の家を売却する「実家じまい」のケースでは、
「思い出の品が多すぎて片付かない…」
「どこから手をつけたらいいかわからない…」
というお悩みをよく伺います。
 


今回の売主様は80代のご高齢の方。
50年近く住まわれた家には、ご自身の荷物だけでなく、
すでに独立されたご家族の荷物も大量に残っていました。
 

「こんなにたくさんの荷物を一人で片付けるのは無理…」
とご相談を受け、ご家族にも確認しましたが、みなさまお仕事が忙しく、
片付けに十分な時間を取ることが難しい状況でした。
 


そこで、不用品回収・遺品整理の専門業者をご紹介することになりました。
今回は、複数の業者から見積もりを取り、
「作業が丁寧かどうか」
「希望の期日までに撤去が完了できるか」
「費用が適正かどうか」
のポイントを基準に選定。
 

結果的に、最も信頼できる業者を選び、
1月中に撤去が完了するスケジュールで進めることになりました。
ただ、大切な思い出の品もあるため、売主様には業者の作業が始まる前に、
ご自身で大切なものを取り分けていただくようお願いしました。
 


 


私自身、実家じまいを経験し、家の荷物を全部出すことの大変さを痛感しました。
「どこから片付ければいいかわからない」
「遺品整理や不用品の処分に時間がかかる」
など、多くの方が直面する問題です。
だからこそ、お客様には「無理をせず、少しずつ準備を進めましょう」とお伝えしています。
 


不動産の売却は、単なる物件の取引ではなく、
長年住んだ家や思い出と向き合う大切なプロセスでもあります。

「家の売却」「住み替え」「実家じまい」「終活」を考えている方、まずはお気軽にご相談ください。
千織不動産は、お客様の気持ちに寄り添いながら、最後までしっかりサポートいたします!

次回をお楽しみに!


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