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2025/06/06

今の家を手放す前に知っておきたい、住み替えのリアル②

こんにちは。 千織不動産の加納千織です。
 


前回のお話はこちら


引越し先が決まってからは、お引越しの準備。
今お住まいのお家よりだいぶスペースは狭くなりますので、
引越し先に持っていく物を選ぶのが大変、とおっしゃっていました。
全ての荷物を持っていく物と処分するものに分けるのは時間がかかるため、
まずは引越し先に持っていく物を決めるとのことでした。
 

そして、お引越しをした後にすぐ売却をご希望されていたのですが、
引越しには相当の労力を使われたということと、そうこうしているうちに
例年よりも特に猛暑日が多かった真夏のシーズンに突入してしまったこともあり、
売却の動きは一時中断することとなりました。
 

ご高齢のお客さまの不動産売却をサポートしていると、
「お引越しのお片付けを頑張りすぎて、不調になってしまう」という方が大変多いです!
特に、世田谷区のように長年住み慣れたお家から引っ越すとなると、
思い出の品が多く、断捨離の決断が難しくなります。
 

 

お客様には、常に次のようなお声かけをしています。

「くれぐれも、ご無理をなさいませんように。」
「同じ作業を連続して行わないでくださいね。」
(これで手首や肩に不調が出る方もいらっしゃいます)
「急がず、マイペースでお願いします!」


みなさま、真面目な方が多いので、お片付けを頑張りすぎてしまうんですよね〜。
本当に、体が一番!ですから、気をつけていただきたいです。
 

自分も人のことはあまり言えないのですが、、
お引越しの時に、あまり頑張りすぎなくて良いように、
50代、60代、70代、それぞれの人生の節目で、
少しずつ「家じまい」を意識した断捨離をするのがよいのかな、と思います。
 


50代:子どもが独立し、使わなくなったものを整理
60代:定年退職後の暮らしを考え、必要なものを見極める
70代以上:体力が落ちる前に、家をコンパクトに整える

 


など、その時その時で、視点を変えながら、本当に必要なものだけ持つ、
という生活ができたら理想的ですよね。
そんなことを言いつつも、
「捨ててもまた新しい物を買ってしまったり、一歩進んで二歩下がる…」
のようなことになりがちだったりもしますが、それでも少しずつ進めていくことが大切です。
 

売却予定のお家に残した家財道具やその他の物については、
処分業者さんにもお手伝いいただいて、進めることになりました。
最近では、高齢者の住み替えや「家じまい」をサポートするサービスも増えており、
「どこに頼んだらいいかわからない」という方のご相談も増えています。



弊社では、信頼のおけるお片付け・処分を得意とする業者さんと業務提携しております。
業者さん選びに迷うようでしたら、いつでもご相談くださいね。

そして、猛暑が終わり、秋も少し深まったころ、ついに売却の手続きを進めることになりました。

次回に続きます。