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2025/01/03

「ありがとう」と伝えよう

こんにちは、千織不動産の加納千織です。
 


新しい年が始まりました。

お正月は、家族や親戚が集まり、久しぶりに顔を合わせる特別な時間ですね。
1月2日は毎年恒例の夫の実家での新年会。
今年も家族みんなで集まり、にぎやかにお正月を祝いました。



お料理を囲みながら、去年の出来事を振り返ったり、これからの目標を話したり。
「ああ、また一年が始まるんだな」としみじみ感じました。


新年会のあと、家族で撮った集合写真を見返していると、ふと「お義父さんはもういないんだ」と
寂しさがこみ上げてきました。
数年前まで、この写真の中には当たり前のようにお義父さんがいたのに、今はいない。
その事実を改めて実感し、心の奥がじんわりと切なくなりました。


お義父さんのことを思い出すと、いつも優しさに溢れた人だったなと思います。
特に忘れられないのが、2007年の春のこと。
ちょうど息子を出産した直後のことでした。
夫は研究のために先にアメリカに渡っており、私は日本で1人、慣れない育児に奮闘していました。

新生児のお世話に追われ、寝不足が続く日々。
そんな中、突然高熱を出し、体の痛みに耐えられなくなりました。
重度の乳腺炎を発症し、もう動くのも辛いほど。
けれど、生後間もない息子を抱えて、自分一人ではどうすることもできませんでした。


アメリカにいた夫が、授乳中でも診てもらえる病院を必死で探してくれました。
そして、その病院へ私を連れて行ってくれたのが、お義父さんでした。
車での移動中、「大丈夫か?」と何度も気遣ってくれたこと、
病院の受付で一緒に手続きをしてくれたこと、診察が終わるまでずっと待合室で
待っていてくれたこと。その一つひとつの優しさが、今でも鮮明に思い出されます。


そして、後から聞いたのですが、体調が悪い私を長時間車に乗せない様にと、
前日に車を運転して、三鷹から柏まで下見に行ってくれたというのです。
(夫が探してくれたクリニックは、柏にありました)

その時は、ただただありがたくて、涙が出そうでした。
でも、振り返ってみると、私はお義父さんにちゃんと「ありがとう」を伝えられていただろうか。
もっと感謝の気持ちを言葉にして伝えておけばよかったのではないか。
そう思うと、胸がぎゅっと締めつけられるような気持ちになります。


家族は、いつもそばにいる存在だからこそ、感謝の言葉を後回しにしがちです。
アメリカの著述家ウィリアム・アーサー・ワードは、
「感謝の気持ちを伝えずにいるのは、プレゼントを包んでおいて渡さないのと同じである」
という言葉を残しています。


「言わなくても伝わるはず」「いつかちゃんと伝えよう」と思っているうちに、
その機会を逃してしまうこともある。
でも、本当に伝えたいことは、その時々でしっかりと言葉にしなければいけない。


お義父さんにはもう直接「ありがとう」を伝えることはできないけれど、
だからこそ、今そばにいる人たちには、素直に気持ちを伝えていきたい。


今年は「感謝の気持ちを言葉にする一年」にしようと心に決めました。
「ありがとう」を言葉にすることで、もっと優しい気持ちが広がっていく気がします。


皆さんも、大切な人に「ありがとう」を伝えていますか?
家族や友人、身近な人に感謝の気持ちを伝えることで、日々の暮らしがより温かく、
幸せなものになるかもしれません。
今年は、小さな「ありがとう」を積み重ねながら、一日一日を大切に過ごしていきたいですね。


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